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王 忠奎教授
研究分野・テーマ
アグリフードロボティクス研究室の研究活動
食産業と農業の自動化のためのロボットシステムの開発に関する研究、3D/4Dプリンティングを活用したソフトロボットに関する研究、有限要素などを用いた柔軟体のシミュレーションに関する研究を行っている.
食と農の現場に、 ロボティクスの手を届ける。

王 忠奎教授
研究分野・テーマ
アグリフードロボティクス研究室の研究活動
食産業と農業の自動化のためのロボットシステムの開発に関する研究、3D/4Dプリンティングを活用したソフトロボットに関する研究、有限要素などを用いた柔軟体のシミュレーションに関する研究を行っている.

Interview
食と農の現場に、 ロボティクスの手を届ける。
王 忠奎教授
Capter 01現在の研究について
私の研究室では、食産業や農林水産業の自動化に向けたロボット技術を研究しています。特に取り組んでいるのは、食品や農作物のように、やわらかく、形が一定ではないものをロボットでつかむ技術です。牡蠣や水菜、お弁当の中の小さな紙カップなど、人間の手でも扱いにくい対象を、速く、確実に、傷つけずに扱うためには、ハンドの形やつかむ力を細かく考える必要があります。現場の方と対話しながら試作と改良を繰り返し、実際に使えるロボットシステムの開発を進めています。

Capter 02研究を始めたきっかけ
もともと私は、博士課程の頃から食品の数理モデルをつくる研究に取り組んでいました。その後、食品メーカーの方から「お弁当に入っているおかずカップをロボットでつかみたい」という相談を受けたことが、この分野に進むきっかけになりました。中身が少ないおかずカップはとてもやわらかく、人間でもつかみにくいものです。その難しさに面白さを感じ、ものを把持する研究を本格的に始めました。さらに国のプロジェクトを通じて、100社以上の現場の声を聞き、食産業や農業の自動化に必要な技術を考えるようになりました。


Capter 03研究の未来
これからは、食産業や農林水産業の自動化をさらに進めていく必要があります。AIの発展によって、認識の課題は以前より解きやすくなってきました。だからこそ、私たち研究者には、実際にものを扱うハードウェアをつくる責任があります。たとえば食品工場では、人が働くために室温を20度程度にしています。しかし完全に自動化できれば、5度ほどの冷蔵環境で作業でき、鮮度や賞味期限にも良い影響があります。人手不足を補うだけでなく、食品の品質を守るロボティクスを実現したいと考えています。

Capter 04高校生へ向けて
これから学ぶ学生には、自分が何をやりたいのかを自分で考えてほしいと思っています。今はAIをはじめ、問題を解くための道具はたくさんあります。だからこそ大切なのは、何を解くべきかという問いを自分でつくる力です。AIに質問すれば答えは返ってきますが、良い答えを得るには良い質問が必要です。研究も同じで、明確な目標がある人は強く進んでいけます。自分の興味から課題を見つけ、考え、試し、形にしていく。そんな人にこそ、ロボティクスの研究を楽しんでもらえると思います。

立命館大学びわこ・くさつキャンパス
理工学部ロボティクス学科
〒525-8577 滋賀県草津市野路東1-1-1
ロボティクス学科は、
びわこ・くさつキャンパス(Biwako Kusatsu Campus 略してBKC) にあります。