Ritsumeikan Robotics Lab

ヒューマノイドシステム研究室

シンプル、だから強い。 油圧で、ロボットをみんなの道具へ。

Member

玄 相昊教授

玄 相昊教授

所属学科
ロボティクス学科
研究室
ヒューマノイドシステム研究室
学位
博士
経歴
2002年2月 東京工業大学大学院 博士課程 修了

研究分野・テーマ

ヒューマノイドシステム研究室の研究活動

次世代フィールドロボットのシステム設計,最適制御アルゴリズムやPhysical AIによる高性能化に取り組んでいる.油圧ヒューマノイドロボット,4脚歩行ロボット,不整地移動ローバー,油圧マニピュレータ、モジュラー油圧ロボット,水圧マニピュレータなどの開発実績がある.

織田 健吾助教

織田 健吾助教

所属学科
ロボティクス学科
研究室
ヒューマノイドシステム研究室
学位
博士(工学)
経歴
2022年 立命館大学大学院 理工学研究科 機械システム専攻 博士課程後期課程 修了

研究分野・テーマ

ヒューマノイドシステム研究室の研究活動

急斜面、凹凸路面、軟弱地盤などの不整地と呼ばれる作業現場において人間の重作業を補助・代替するロボットの実用化を目指しています。従来の移動車両が持つ車輪・クローラ機構のみでは、不整地を縦横無尽に走破することは難しいため、脚と車輪を適切に組み合わせた移動ロボットの構成方法・制御方法を検討しています。ショベルカーなどで使われる油圧シリンダなどを組み合わせ、重作業に対応できる比較的大型(下記写真はいずれも100 kg以上)のロボットを研究チームで設計し動かしています。
またロボットの駆動方法にも興味を持ち、パワー制約がある中で多自由度ロボットに適した油圧回路の研究も行っています。特に、油圧アクチュエータの力・速度性能を自在にカスタマイズし、ロボットを省エネ・高性能化できるモジュール式油圧回路の構成・制御について取り組んでいます。

インタビュー

ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット

Interview

シンプル、だから強い。 油圧で、ロボットをみんなの道具へ。

玄 相昊教授

Capter 01現在の研究について

小さな力を、大きな力へ。 油圧でロボットを動かす。

私の研究室では、油圧と制御技術を組み合わせたロボットの研究に取り組んでいます。油圧は、圧力を利用して大きな力を生み出せることが特徴です。瞬間的で俊敏な動きは電動ロボットが得意ですが、重いものを持ち上げたり、大きな力を出し続けたりする場面では油圧が力を発揮します。特に私が想定しているのは、建築現場や災害現場など、人にとって過酷な環境です。ハードウェアだけでなく制御まで含めて研究し、現場で本当に役立つロボットの実現をめざしています。

ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット

Capter 02研究を始めたきっかけ

教科書がない中で、 夢中で模索した日々。

研究者としてスタートした頃から、約20年にわたって油圧の研究を続けてきました。大きな転機になったのは、研究所で人型ロボットの開発を担当したことです。当時は、油圧をロボットに応用するための教科書のようなものがほとんどなく、自分たちで考え、試しながら動かしていくしかありませんでした。その苦労と経験が、今の研究の土台になっています。以前は超高性能なロボットを追究していましたが、現在は既存の部品もうまく活用しながら、安く、シンプルで、誰もが使いやすいロボットをつくることに面白さを感じています。

  • ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット
  • ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット

Capter 03研究の未来

誰もが使えるシンプルさと 可能性の広さの両輪を実現。

私が実現したいのは、専門家だけのものではなく、誰もが使えるロボットです。たとえば現在、一人で持ち運べる油圧ジャッキのような装置を一つの「関節」として使う研究を進めています。普段は単体で物を持ち上げる道具として使い、災害時には地域の人たちが持ち寄って組み合わせる。そうすれば、大きなものを持ち上げたり、橋のような構造をつくったりすることもできます。仕組みのシンプルな油圧に制御技術やAIを加え、必要なときに誰もが自分たちの手で使える。そんなロボットを社会に届けたいと考えています。

ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット

Capter 04高校生へ向けて

情報を触れた先の 自分の中への落としみを大切に。

今は、少し調べれば膨大な情報に触れられる時代です。だからこそ高校生のみなさんには、情報を得ただけで分かったつもりになるのではなく、自分が本当に納得できるところまで、じっくり考えてほしいと思っています。一つの事象でも、なぜそうなるのか、自分はどう思うのかと噛み締めながら考える。その積み重ねが、自分で考える力につながります。技術は大学に来てからいくらでも学べます。大切なのは、「これをやってみたい」という意欲です。自分で考え、手を動かし、思いきり試してみたい人と、一緒に新しいロボットをつくっていきたいです。

ヒューマノイドシステム研究室の多脚ロボット

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